呼吸器外科医の皆さん。まずは呼吸器外科医という専門性について、整理しておきましょう。呼吸外科医は医師全体からすると人数の割合が少ない専門医といえます。また、大きな病院で働くことがほとんどの診療科でもあります。
開業医で呼吸器外科を掲げる場合は、もともと大きな病院で呼吸器外科の専門医をしていた人が開業して、呼吸器内科を診ているけれど、手術が必要な患者さんが来た場合には、古巣や提携先の大きな病院で自ら執刀したり、あるいは提携先に手術を頼んだりするというケースが多いです。
大きな病院で呼吸器外科医として働く際の年収は、実は職場による違いや個人差が非常に大きいです。手術のスキルが高い医師なら、年収2000万円~の求人情報もありますが、中には年収600万円台の求人情報も見かけます。つまり、あなたが呼吸器外科医としての専門性に優れているなら、転職をすることで給与アップも充分望めますが、求人情報数が多くありませんので、そのうち転職をしたいなと考えている場合は今からいつでも転職できる用意をして、チャンスをうかがっておくのが賢いといえるでしょう。
呼吸器外科は、肺がん治療などがその最たるものですので、おそらくこれからまだまだ需要の高まる診療科だと予想されます。上手に転職のタイミングを図って、キャリアアップや生活の質を向上させてください。