口腔外科医

口腔外科医の年収・生活について。

口腔外科医というのは、やや特殊です。歯学部出身の口腔外科医もいれば、医学部出身の口腔外科医もいますが、基本的には歯科医が大きな手術を行うことができるライセンスを取っている、と考えればよいでしょう。歯学部出身でも、医師と同じだけの年収を狙えるので、人気がある分野といえるでしょう。

口腔外科は、口腔(=口の中)と、顎、顔面、その隣接組織に現れる先天性および後天性の疾患を扱います。歯科医師が基本的に歯を取り扱うのに対し、顎関節症などの顎のトラブルや、歯を原因として発生する歯原性腫瘍などの病気、事故やスポーツなどによる顔面の外傷など、さまざまな病気やケガの治療を行います。

少し前まで、”歯医者に行くのは歯が痛くなったときだけ”というイメージがありましたが、近年、”予防歯科”の考えが浸透するとともに、口の中の健康診断を望む人も増えてきています。また、日本社会の高齢化にともない、口腔がんをはじめとするトラブルも増えています。ですから、クリニックでも口腔外科を掲げるところが増えてきています。

口腔外科医は激務であることが多いです。もしあなたが、もっと自由に治療をしたり、プライベートの時間をきちんととれるようにしたいと考えているなら、転職したり、ご自身で開業しることを考えてみてはいかがですか。